ホカホカpeople
[気仙沼-3] 双葉保育園
園庭などが津波の被害にあわれたという双葉保育園。
緑のスモックを着たお子さんたちが待っていてくれました。
果歩さんの絵本の読み聞かせは、聞くだけではなく、絵本の世界を体験するように、一緒にからだを使います。
果歩さん「たくさんご飯を食べて、たくさんうんちをして、元気でみんなと仲良しでいてください。
また絵本を持って遊びに来てもいいですか?」
みなさん「来てください!」
最後にお歌のプレゼント。手話がついた「ありがとうの花」です。
副園長先生が喉をポリープで痛めて声が出なくなった時、手話のありがたさを感じて園児さんに教えたそうです。
果歩さん
「皆様、ご協力ありがとうございました。
読み聞かせのボランティアを被災地限定に少しずつ行っていますが、
47都道府県すべてで出来たらいいなと思っています。
『おとえほん』という読み聞かせのCDをつくっているんですが、
日本の昔話を、いつか英語で出来たら楽しいんじゃないかなと思います。
いずれは日本だけでなく、海外で子供たちに読み聞かせをできればと思っています。
そして、私の好きな絵本「ラヴ・ユー・フォーエバー」
こどもに子守唄を歌って育てているお母さんが、最後に子供に子守唄を歌ってもらうお話です。
その物語を息子に読み聞かせする度、私は涙を流していました。息子にせがまれて、何度も読んでいました。
こういう自分の好きな絵本を英訳して、日本語圏以外にも、
好きな絵本を読み聞かせで届けたいなという気持ちがあります。」
こうして、2日間に渡って行いました陸前高田、気仙沼での絵本読み聞かせボランティアは
皆様のご協力で無事に終えることができました。
ご協力頂きました保育園、幼稚園、地元の皆様、
無理なお願いにもかかわらず温かく迎えて頂きまして、本当にありがとうございました。
2017年 秋
(お写真は訪問先の許可を得たものです)